御祈祷のご案内

━━━

うす暗い御真殿
太鼓の音
境内に響く読経
祈りの空間

可睡斎の御祈祷は、

各々の願意が成就できるように、霊験あらたかな秋葉三尺坊大権現様にお祈りするものです。本堂と開山堂の間の迷路のような廊下を抜け、赤い絨毯が敷かれた階段を登ると、御真殿の扉の前に到着します。仄暗い御真殿に、重々しい読経の声と、祈祷太皷の音が響き渡り、御祈祷を受ける人々はその厳かな雰囲気の中、神仏のご加護を願い、除災増福を祈り、頭を垂れ、焼香を行います。御祈祷では、大般若波羅蜜多経という600巻500万字という膨大な経典を、転読します。転読とは、経典の題名と一部分だけ読み、折り本になっている経典を空中で翻し、500万字全てを読み上げるという作法です。

折り本が
空中に広がる様子は

大きな扇のようで、とても美しく、経典から起きる風を「般若の風」と呼び、場が清められ、この風に当たると一年病気をしないと伝えられています。

可睡斎の御祈祷の様子を動画でご覧頂けます。

御祈祷案内

秋葉総本殿にて御祈祷を受けて頂くことができます。総受付に用意された申込用紙に、住所、氏名を記し、御祈祷の申し込みをした後、控室で温かいお茶とお菓子を召し上がりお待ち下さい。時間になるとご祈祷開始の合図である法螺貝が鳴りますので、案内の僧侶に従い赤い絨毯を進み、エスカレーターで御真殿へ進みます。御真殿では、整然と並ぶ数名の修行僧が御祈祷者を迎えます。厳かな雰囲気の中、可睡独特の祈祷太鼓に乗せて御祈祷致します。